気がつくとあっという間に9月も終わり。2013年夏アニメも全て終了。9月は一体何をしていたのだろう…と自己嫌悪に陥ったりしていますが、気持ちを切り替え、2013年冬アニメが始まる前に感想をまとめておきたいと思います。
アニメを見始めちょうど1年が経過しました。正確にカウントはしていませんが、この1年でおそらく100作品程度見たのではないかと思います。これまで短期集中で相応数アニメ作品を観てきて思うのは、「アニメの評価は最終回次第」ということ。
つまり、最終回を観終えて「良い最終回だった」と思える作品は、途中経過が微妙でも一定の完成度となるのです。要は総監督の力量次第ということなのでしょうけれど。
残念な最終回のパターンを少し整理しておくと、
パターン1) 原作継続作品で失敗する系
原作が継続中であれば、当然最終話は原作にないわけで、その際はアニメオリジナルで、最終回っぽい内容にはしてくるのですが、それまでの流れぶった斬り系などどうもしっくりこない終わり方をしてくれると、極めて残念な気持ちになります。アニメを原作のセールスを伸ばすための手段とする製作側の意向が強すぎる場合にこういう結末になることが多いように思います。アニメはアニメとしてキッチリ作品に仕上げて欲しいと強く思うのです。
パターン2) 収拾つけられない系
様々な伏線を張ったり、広大な世界観設定をしておきながら、放映回数内で収拾することができず、無理やり終わらせた、一応最終回っぽいのですが、全くもって中途半端、不完全燃焼な終わり方をするモノも少なくありません。12回ないし13回という回数を使いどう物語を広げ、展開し完結させるかという構成がイケてないということでしょう。総じて「もったいない」と感じてしまう最終回です。
きっちり起承転結させて欲しいですよね。起承転結ではなく、起承転転や、起承承承、時に起起転転という感じのものもありますね。ちゃんと、「結」を意識して初めから構成演出を考えて作ってほしいものです。
キャラクターさえ可愛ければ、声優さえ抑えておけばというような安易なアニメが多くなってしまうと、業界自体が衰退してしまいます。
ということで、前置きが長くなりましたが、今回は、「最終回、つまりアニメの終わり方」に焦点をあてた感想を残しておきたいと思います。
今期唯一の日常枠で見ていたのですが、最後の方は息切れ。優先順位かなり落ちて見たり見なかったり。日常アニメは何かを求めることなく「ボケーッ」と観るのがお作法ではあるのですが、内容の深み、ネタのシュールさがもう少し欲しかったかな。終わり方は、意外性があって良かったと思います。星3つ。☆☆☆★★
意味不明なアニメでしたが、意味不明を最後まで貫き、最後も意味不明さ加減をきっちり保ち終わらせたという意味で、アニメらしいアニメ作品としての完成度は高いと思われます。物語としての完成度を期待する人にはオススメできませんが。星3つ。☆☆☆★★
原作継続中のこれが3期になるんですかね。ほぼ完璧な構成、そして終わり方でした。監督の本作品におけるテーマ設定が非常に明確で、最終回を観終えての満足度は今期トップレベルでした。期待していなかっただけに高満足度でした。星4つ。☆☆☆☆★
これも原作継続中でありながら、アニメ作品としての構成、そして終わり方、そして何回かあった特殊OP、EDの演出も秀逸でした。主人公のダメ人間性とホントは良い娘のバランスが本作品のポイントだったかなと。2期があるなら、徐々に成長していく主人公の姿を観たいかな。星4つ。☆☆☆☆★
京アニでなければ見続けていませんでした。凛ちゃんにつきまとう銀髪がキモすぎてイライラしました。対象ではないのでしょうね。ギリギリ見続けましたが。終わり方はキッチリしていました。起承転結がしっかりしている作品です。腐女子の方々に大変評価されているようで円盤のセールスも順調のようなので、予定通りなら来年の夏に2期があるのですかね。終わり方が良かったので星3つ。☆☆☆★★
角川原作によくある10話完結モノ。物語としては全く完結しませんでした。主たる物語のテーマが最後まで見えないまま、なんとも中途半端に無理やり終わらせた感じです。気になるなら原作を買ってねという製作側の意向が丸見えで残念すぎました。終わり方が良ければ星4つでも良いのですが、そういうことで、あえて星3つ。☆☆☆★★
最低な終わり方でした。民放キー局の編成都合で13話目はおまけのような話で、12話が実質最終回。歴史に残るような作品になる可能性を直前まで感じさせてくれていたのに、それを完全無視した強引な終わらせ方。もしアレを元々予定していたのなら、監督は無能か、確信犯か。とにかく、最終回で全てを台無しにした作品です。星1つ。☆★★★★
第1期が10年前の作品。原作がキッチリしているのでしょうね、手堅い作品でした。より楽しむならば1期から見ておいた方がよいのでしょうが、3期から見始めた人もギリギリついていける構成でした。4期もおそらくあるのでしょう。話は継続する終わり方でしたが、1クールとしてのまとまり具合、完結具合は合格点だと思います。星4つ。☆☆☆☆★
原作継続中の人気作ですが、禁書目録も含め4期目とあって、アニメの作り方、まとめ方を知っているという感じでした。でも、これは原作を読んでいる、もしくは1期から見ないと楽しさ半減の作品です。あと、前半の一方通行までで終わっても良かったような気もします。それでも星4つ。☆☆☆☆★
大山のぶ代さんに敬意を払い見続けた感じですね。推理モノ、裁判モノとしては描写の深みはイマイチでした。アニメでは難しい内容ですよね。終わり方としては無難ですが、世界観を良さを充分に伝えきれないまま引っ張り続けたので、満足度もイマイチ。星3つ。☆☆☆★★
メッセージは良く伝わってきましたが、世界観に対して収拾しきれない部分を残し、終わらせ方も若干強引で雑だったのが残念です。全体テーマと各回の内容を充分に咀嚼しながら見ないと「え?これで終わり?」という感じになってしまいます。終わり方が若干残念だったけれど、星4つですね。☆☆☆☆★
内容はさして惹き込まれませんでした。惰性で見た感じです。原作継続中としては及第点の構成と終わらせ方ではないかと思います。もっと面白くできたと思うのですけどね。演出に工夫がない思考停止的な作りでした。終わり方が及第点だったので星3つ。☆☆☆★★
これも原作継続中の作品。1クールとしての構成、終わらせ方は良かったのですが、恋愛物語としては心理描写や登場人物同士の想いの積み上げが浅かったかな。80年代っぽい少し古臭いテイストの作画が作品内容と合っていたので星3。☆☆☆★★
これは2クールで10月以降も継続。1つの物語がずっと続くのではなく、複数の「物語」がつめ込まれ、それぞれキッチリ完結させながら展開する類をみない構成。キャラデザインもシャフトの芸術性のある作画も、新房昭之の演出も好み。継続中ですが、星4つ以上は確定。☆☆☆☆★
職場日常系。WORKING!!よりも面白かったかな。終わらせ方もキッチリしていました。さらにエンドロールでの「その後」の様子が描写され作品の完成度を高めたように思います。高津カリノの作品は良いですね。2期期待。星4つ、☆☆☆☆★
1期2期は見ていないのですが、3期目から見始めても十分惹き込まれる構成は素晴らしいですね。主人公はイマイチでしたが、それを周囲のキャラが補完した感じです。終わり方に力点を入れて作ったことがよく理解できます。最終回が3回あった感じです。全体のバランス、終わらせ方、これはハイレベルということで、星4つ。☆☆☆☆★
予想通り完全に自分の「どストライクゾーン」の作品でした。欲を言えばもう一段階、掘り下げて欲しかったし、色々スッキリさせて欲しかったけれど全てに満足。最終回を見終わり「良い最終回だった」と一番思えた作品ということで、星5つ。☆☆☆☆☆
原作読んでまた観る可能性あり。
前期から引き続きの2クール目。どう終わらせるのか最も気になった作品ですが、一応最低限満足できる終わらせ方をしてくれて一安心しました。2期も早々に決まりますかね。原作のストック次第ですかね。星4つ。☆☆☆☆★
ということで、2013年夏アニメ感想まとめでした。
9月で完結したアニメの中に総合満足度順位をつけるとするなら、
1位:有頂天家族
2位:ガッチャマンクラウズ
2位:とある科学の超電磁砲S
4位:神のみぞ知るセカイ
4位:進撃の巨人
6位:サーバントサービス
6位:げんしけん2代目
6位:ローゼンメイデン
9位:私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
9位:銀の匙
てな感じですかね。
さて、2013年秋アニメに向けHHDレコーダーの整理しつつ、録画予約をしないと。
アニメを見始めちょうど1年が経過しました。正確にカウントはしていませんが、この1年でおそらく100作品程度見たのではないかと思います。これまで短期集中で相応数アニメ作品を観てきて思うのは、「アニメの評価は最終回次第」ということ。
つまり、最終回を観終えて「良い最終回だった」と思える作品は、途中経過が微妙でも一定の完成度となるのです。要は総監督の力量次第ということなのでしょうけれど。
残念な最終回のパターンを少し整理しておくと、
パターン1) 原作継続作品で失敗する系
原作が継続中であれば、当然最終話は原作にないわけで、その際はアニメオリジナルで、最終回っぽい内容にはしてくるのですが、それまでの流れぶった斬り系などどうもしっくりこない終わり方をしてくれると、極めて残念な気持ちになります。アニメを原作のセールスを伸ばすための手段とする製作側の意向が強すぎる場合にこういう結末になることが多いように思います。アニメはアニメとしてキッチリ作品に仕上げて欲しいと強く思うのです。
パターン2) 収拾つけられない系
様々な伏線を張ったり、広大な世界観設定をしておきながら、放映回数内で収拾することができず、無理やり終わらせた、一応最終回っぽいのですが、全くもって中途半端、不完全燃焼な終わり方をするモノも少なくありません。12回ないし13回という回数を使いどう物語を広げ、展開し完結させるかという構成がイケてないということでしょう。総じて「もったいない」と感じてしまう最終回です。
きっちり起承転結させて欲しいですよね。起承転結ではなく、起承転転や、起承承承、時に起起転転という感じのものもありますね。ちゃんと、「結」を意識して初めから構成演出を考えて作ってほしいものです。
キャラクターさえ可愛ければ、声優さえ抑えておけばというような安易なアニメが多くなってしまうと、業界自体が衰退してしまいます。
ということで、前置きが長くなりましたが、今回は、「最終回、つまりアニメの終わり方」に焦点をあてた感想を残しておきたいと思います。
今期唯一の日常枠で見ていたのですが、最後の方は息切れ。優先順位かなり落ちて見たり見なかったり。日常アニメは何かを求めることなく「ボケーッ」と観るのがお作法ではあるのですが、内容の深み、ネタのシュールさがもう少し欲しかったかな。終わり方は、意外性があって良かったと思います。星3つ。☆☆☆★★
意味不明なアニメでしたが、意味不明を最後まで貫き、最後も意味不明さ加減をきっちり保ち終わらせたという意味で、アニメらしいアニメ作品としての完成度は高いと思われます。物語としての完成度を期待する人にはオススメできませんが。星3つ。☆☆☆★★
原作継続中のこれが3期になるんですかね。ほぼ完璧な構成、そして終わり方でした。監督の本作品におけるテーマ設定が非常に明確で、最終回を観終えての満足度は今期トップレベルでした。期待していなかっただけに高満足度でした。星4つ。☆☆☆☆★
これも原作継続中でありながら、アニメ作品としての構成、そして終わり方、そして何回かあった特殊OP、EDの演出も秀逸でした。主人公のダメ人間性とホントは良い娘のバランスが本作品のポイントだったかなと。2期があるなら、徐々に成長していく主人公の姿を観たいかな。星4つ。☆☆☆☆★
京アニでなければ見続けていませんでした。凛ちゃんにつきまとう銀髪がキモすぎてイライラしました。対象ではないのでしょうね。ギリギリ見続けましたが。終わり方はキッチリしていました。起承転結がしっかりしている作品です。腐女子の方々に大変評価されているようで円盤のセールスも順調のようなので、予定通りなら来年の夏に2期があるのですかね。終わり方が良かったので星3つ。☆☆☆★★
角川原作によくある10話完結モノ。物語としては全く完結しませんでした。主たる物語のテーマが最後まで見えないまま、なんとも中途半端に無理やり終わらせた感じです。気になるなら原作を買ってねという製作側の意向が丸見えで残念すぎました。終わり方が良ければ星4つでも良いのですが、そういうことで、あえて星3つ。☆☆☆★★
最低な終わり方でした。民放キー局の編成都合で13話目はおまけのような話で、12話が実質最終回。歴史に残るような作品になる可能性を直前まで感じさせてくれていたのに、それを完全無視した強引な終わらせ方。もしアレを元々予定していたのなら、監督は無能か、確信犯か。とにかく、最終回で全てを台無しにした作品です。星1つ。☆★★★★
第1期が10年前の作品。原作がキッチリしているのでしょうね、手堅い作品でした。より楽しむならば1期から見ておいた方がよいのでしょうが、3期から見始めた人もギリギリついていける構成でした。4期もおそらくあるのでしょう。話は継続する終わり方でしたが、1クールとしてのまとまり具合、完結具合は合格点だと思います。星4つ。☆☆☆☆★
声優は棒だし、パロネタも醜いし、作画もよくないわけですが、慣れてくると意外と惹き込まれる不思議な作品。編成の都合か、制作の都合かしりませんが、9月末で終わらず10月までズレこんでます。最終回がまだですが何も考えず観るには良い作品かと。星3つ。☆☆☆★★。
原作継続中の人気作ですが、禁書目録も含め4期目とあって、アニメの作り方、まとめ方を知っているという感じでした。でも、これは原作を読んでいる、もしくは1期から見ないと楽しさ半減の作品です。あと、前半の一方通行までで終わっても良かったような気もします。それでも星4つ。☆☆☆☆★
大山のぶ代さんに敬意を払い見続けた感じですね。推理モノ、裁判モノとしては描写の深みはイマイチでした。アニメでは難しい内容ですよね。終わり方としては無難ですが、世界観を良さを充分に伝えきれないまま引っ張り続けたので、満足度もイマイチ。星3つ。☆☆☆★★
メッセージは良く伝わってきましたが、世界観に対して収拾しきれない部分を残し、終わらせ方も若干強引で雑だったのが残念です。全体テーマと各回の内容を充分に咀嚼しながら見ないと「え?これで終わり?」という感じになってしまいます。終わり方が若干残念だったけれど、星4つですね。☆☆☆☆★
内容はさして惹き込まれませんでした。惰性で見た感じです。原作継続中としては及第点の構成と終わらせ方ではないかと思います。もっと面白くできたと思うのですけどね。演出に工夫がない思考停止的な作りでした。終わり方が及第点だったので星3つ。☆☆☆★★
これも原作継続中の作品。1クールとしての構成、終わらせ方は良かったのですが、恋愛物語としては心理描写や登場人物同士の想いの積み上げが浅かったかな。80年代っぽい少し古臭いテイストの作画が作品内容と合っていたので星3。☆☆☆★★
これは2クールで10月以降も継続。1つの物語がずっと続くのではなく、複数の「物語」がつめ込まれ、それぞれキッチリ完結させながら展開する類をみない構成。キャラデザインもシャフトの芸術性のある作画も、新房昭之の演出も好み。継続中ですが、星4つ以上は確定。☆☆☆☆★
職場日常系。WORKING!!よりも面白かったかな。終わらせ方もキッチリしていました。さらにエンドロールでの「その後」の様子が描写され作品の完成度を高めたように思います。高津カリノの作品は良いですね。2期期待。星4つ、☆☆☆☆★
1期2期は見ていないのですが、3期目から見始めても十分惹き込まれる構成は素晴らしいですね。主人公はイマイチでしたが、それを周囲のキャラが補完した感じです。終わり方に力点を入れて作ったことがよく理解できます。最終回が3回あった感じです。全体のバランス、終わらせ方、これはハイレベルということで、星4つ。☆☆☆☆★
予想通り完全に自分の「どストライクゾーン」の作品でした。欲を言えばもう一段階、掘り下げて欲しかったし、色々スッキリさせて欲しかったけれど全てに満足。最終回を見終わり「良い最終回だった」と一番思えた作品ということで、星5つ。☆☆☆☆☆
原作読んでまた観る可能性あり。
前期から引き続きの2クール目。どう終わらせるのか最も気になった作品ですが、一応最低限満足できる終わらせ方をしてくれて一安心しました。2期も早々に決まりますかね。原作のストック次第ですかね。星4つ。☆☆☆☆★
ということで、2013年夏アニメ感想まとめでした。
9月で完結したアニメの中に総合満足度順位をつけるとするなら、
1位:有頂天家族
2位:ガッチャマンクラウズ
2位:とある科学の超電磁砲S
4位:神のみぞ知るセカイ
4位:進撃の巨人
6位:サーバントサービス
6位:げんしけん2代目
6位:ローゼンメイデン
9位:私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!
9位:銀の匙
てな感じですかね。
さて、2013年秋アニメに向けHHDレコーダーの整理しつつ、録画予約をしないと。