太田市役所、太田商工会議所と連携した関東学園大学公開講座の講師をしました。

全6回の講座が参加費無料で、全出席で修了証も発行されるということで約100人の受講者さんがいらっしゃいます。

公開講座 関東学園大学 - 学校法人 関東学園


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受講者は60歳以上で9割以上(70歳以上が半数以上)と、シニアばかり。シニア向けの講義は初めてで、始めはどうなることかと思いましたが、大学生以上に一生懸命講義に耳を傾けていただき、大学生よりも一体感のある講義となりました。

アンケートでも総じて良い評価をいただき、一安心です。

今回の公開講座での講義を通じ、こうした生涯教育の一環としての大学による公開講座には、一定の需要がやはりあるのだろうなと、実感しました。少子化に伴い地方私立大学はどこも学生確保に苦労しています。そんな中、生き残る方策の1つは地域密着しか無いな、とそんなこ思いを強くした次第です。

大学にはそれぞれ偏差値などでランク付けがされてしまいますが、それぞれの大学の教員の質には大学ランクほどの差は無いというのが実情です。研究をしっかりし各分野の専門家が沢山います。

そうした知識見識を地域に還元する。これは巡り巡り、大学の価値を高めることにつながり、学生の募集にも良い影響があると思うわけです。(学生向けでなく社会人向けなので、知識だけではなく、話す技術が相応に求められるとは思われ、それに対応できる教員となると少ないかもしれませんが)

シニア世代向けには、一般教養系の科目を、ビジネス現役世代には、アカデミックな経営学関連科目を、主婦層にも、経済学系の科目なんかを分かりやすく講義できたら需要があるのではないかと。

もちろん、これは無償ではなく、単科履修と言うかたちで受講料をもらって行うべきですよね。1講座5回開催くらいで15,000円いただき、各回30〜50人程度で充分に大学としては採算ベースだと思います。自治体はもちろん、商工会議所や地域金融機関、ロータリークラブ関連の団体などとも連携して開催したら良いかと思っております。

ということで、来年度は、ビジネス現役世代向けの公開講座を企画してみようかと思います。