研究ノート(大学教員の徒然)

なかたにじゅんいちの個人ブログです。

タグ:マクドナルド


投稿から5日あまりで100万回再生されています。
海外でも一部でかなり話題になっているらしいです。
コメント欄も海外から多数です。

マクドナルドのハッピーセットのCM。
まぁ、ご覧下さいませ。



これ、確信犯ですよ。マクドナルドの完全に狙い撃ち。

狂気の沙汰。
観ていると、頭おかしくなりそうです。

こんなの公共の電波に載せて良いのでしょうか?

CMに影響されて、同じように発狂する小学生が出てくることまちがいなし。 

恐るべし、マクドナルド。恐るべし、スポンジ・ボブ。

って、思いながらいつものマクドナルドでコーヒー飲みながら書いてます。
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さてさて、今更ながらですがマクドナルド一部店舗で実施されている
「3人バリューセット」を考察してみたいと思います。

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明日31日までなんですけどね。

Aセットの内容は、

ビッグマック
+てりやきマックバーガー
+ハンバーガー
+マックフライポテト M × 2
+チキンマックナゲット
+ドリンク S × 3

Bセットは、

クォーターパウンダー・チーズ
+てりやきマックバーガー
+チーズバーガー
+マックフライポテト M × 2
+チキンマックナゲット
+ドリンク S × 3

です。

これが1000円っていうと何ともお得な感じがします。

まずは、どれくらいお得かを検証してみようと思います。

Aセットをすべて単品で買った場合は・・・
って、マクドナルドのHPを見たところ、

「価格表示がない!!」


そっか、地域ごとの価格設定なんですよね。
んで、検索してみたら、以下のブログに調査された結果がありました。

http://www42.atwiki.jp/mcdonalds/pages/11.html

 改めて、すべて単品で買った場合、

Aセット : 1,760円
Bセット : 1,950円 

おっと、Bセットの方がお得ってことじゃないですか! 
しかし、ですよ。マックではバリューセットというものが存在します。

バーガー + マックフライポテトM + ドリンクM

ですね。 

Aセットは、
ビッグマックセット + てりやきマックバーガーセット + チキンマックナゲット + ハンバーガー + ドリンクS 

Bセットは、
クォーターパウンダー・チーズセット + てりやきマックバーガーセット チキンマックナゲット + チーズバーガー + ドリンクS


となります。
セットはドリンクはMなので今回、ドリンクがSってところで、便宜的にバリューセット通常価格から100円づつ引くことにします。

すると、

Aセット : 1,530円
Bセット : 1,690円


このようになりました。Aセットで530円お得、Bセットで690円お得。
う〜ん、この3人バリューセット、凄いディスカウントされてます。

利益率は下がるとはいえ、それ以上に、来店客数と売上アップのメリットがあるってことですね。

10月は来店客数が落ちる月なんですかね。


3人バリューセットで頻度と人数が増えることの売上増

施策実施での利益 > 今まで通りの利益


って言うことっですね。
こうして、またマクドナルドのマーケティングに踊らされるのです。

ちなみに、自分の友人K氏は、1人でAセット、さらにハンバーガーを買うらしいです・・・。当然ひとり分として。

ドリンク3種類飲めて満足らしいですwww。 

価格戦略論価格戦略論
著者:ヘルマン サイモン
ダイヤモンド社(2002-10)
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マッキンゼー プライシング (The McKinsey anthology)マッキンゼー プライシング (The McKinsey anthology)
著者:山梨 広一
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マクドナルドの「Big America」プレミアム戦略シリーズ第二弾
New York Burger を食べてきました。

完全にマクドナルドのマーケティングにやられています・・・。
ニューヨークの方がテキサスよりサッパリしていて好きかもしれない。 

P1001724

次は、ハワイアンバーガーですね、と思いながらトレイのチラシを見てみると・・・、

P1001725

カリフォルニアバーガー、ハワイアンバーガーは福岡県、佐賀県では販売しません。

 となっています。

東京在住の自分としては、全く困ることも無いわけですが、お客様サービス室に問い合わせしてみました。

 にしても、このフリーダイヤルは繋がらないですね・・・ 30分以上おまたせさせられました。
(しょーもない問い合わせなんだから、自分の方が諦めろって感じですが・・・)

「なんで、福岡と佐賀だけ販売しないんですか?」

と聞いてみたところ、

予定変更でハワイアンバーガーは販売するそうですが、カリフォルニアバーガーは記載通り販売の予定がないそうです。

売れすぎて販売スケジュールの変更発表してましたから、その影響かな。
http://www.mcd-holdings.co.jp/news/2010/promotion/promo0208.html

にしても、「なんで、福岡と佐賀だけ?」と聞いてみたら、

当初、この2つの地域では「Big America」の新商品を出す前からハワイアン、カリフォルニアの投下時期に別のキャンペーンを実施する予定になっていた為、販売しない予定だったとのこと。

具体的にどんなキャンペーンになるのかまではサービス室には来ていないそうですが、こうしたケースにおいては新商品を先行投下してのテストマーケティングを実施する事が多いそうです。

確かに、福岡エリアは適度な経済規模で、消費特性も比較的東京に近いのでテストマーケティングに適していると聞いたことがあります。

どんなテストマーケティングを展開するのか、とても気になります。

 お客様サービス室の◯◯さんは、こんなしょうもない問い合わせにもとても丁寧に対応してくれました。

ありがとうございました。

マックのHPのフラッシュ読み込み待機のアニメを見ていたら、これ思い出しちゃいました。

バーガータイムバーガータイム
販売元:ナムコ
発売日:1985-11-27
おすすめ度:3.5
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小学生の頃、みんなで遊んだ思い出が。

PS2でもリメイクされているんですね。

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発売日:2005-10-27
おすすめ度:2.5
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P1001661

テキサスバーガーを食べたので久しぶりにマクドナルドの事。

過去に何度もマックのマーケティングの事を書いてきましたが、今回のテキサスバーガーについても、巧で理にかなっていて、そして効果が如実にでているようで感心する限りなのです。

過去記事のひとつ :
マクドナルドのマーケティング戦略
 
マクドナルドは外食・ファーストフード業界におけるハンバーガーチェーンであるわけですが、業界内では圧勝。

他のハンバーガーチェーンはもはや眼中になく、マクドナルド=ハンバーガー屋ではなく、もうマクドナルド=マクドナルドの域に到達している感すらあります。

最近、値下げ競争がまた勃発している牛丼業界とは大違いです。

吉野家、すき家、松屋ともに結局のところ未だ、牛丼チェーン同士の戦いとなっていて、このパターンは消耗戦となり必ず減収減益をもたらします。

マクドナルドは既に競合は駆逐しているに等しい状況で、戦う相手は、モスやロッテリアやフレッシュネスとしていない感があります。

となると、マクドナルドはハンバーガーを提供するとは定義するわけにはいきません。現在のマクドナルドは提供機能を「食」、「時間」という二軸にしてマーケティング展開をしていると言えます。

20100125mactime

 そのように定義すると、競合は自ずとハンバーガーチェーンではなくなり、全ての外食、コンビニそして一部サービス業になってきます。

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この1年のマックのマーケティング施策を振り返ってみると、思い出せるだけでも、モバイルクーポン、電子マネー導入、ポケモンDSキャラプレゼント、メガマック、メガホットドック、マックカフェ再挑戦、コーヒー無料キャンペーン、そして今回のテキサスバーガーと、常に何かしている印象が強くあります。 

上記の図を参照しながら、これまでの施策を考えると、来店客数、来店頻度、客単価を上げるために、食と時間の軸で、時間帯毎に緻密に設計してマーケティング展開をしていると思わざるを得ません。

例えば、コーヒーを美味しくし、しかも120円にして、店内は無線LANが使えるようにすることで、仕事中の空き時間にマクドナルドを頻繁に利用するようになったビジネスマンは確実に増えています。

これまでドトールが取り込んでいた客層をマクドナルドが奪取したことになります。

今回のテキサスバーガー、マクドナルド的な味を捨てている事に驚きました。これまでの新商品は良くも悪くもマクドナルドの味。

テキサスバーガーはバンズから気合が入りまくっています。

おそらくこの商品のメインターゲットは、「コーヒー飲みながらPCでメール処理」にはマクドナルドを使うけど、マクドナルドのハンバーガーは食べたいと思わないという、来店頻度は比較的高いにも関わらず、単価のをなかなかあげられないでいる30代以上のビジネスマンなどと予想されます。

「今回のマクドナルドの新商品は美味しいよ」という印象を持たれれば、マクドナルドが充分に取り込めていない客層へのクチコミが広がります。

そして、今回のテキサスバーガーを評価した人は、必ず次のニューヨークバーガーを食べます。その後も2種類出るというので、初めから、そうしたお客さん達を、これから半年で少なくとも4回はマクドナルドに来てもらおうというワケなのです。

と言うことで、最初に出すテキサスバーガーには心血注いだと思われますが、おそらく成功でしょうね。

現在、マックカフェに力をいれて、スタバユーザーを取り込もうとしていますが、コーヒーの味と値段だけでなく、店の雰囲気を含めて勝負してくるスタバには、現在のマックの内装では、なかなか厳しいでしょうね。ドトールには勝てるでしょうけど。

次は何をしてくるか?おそらく、次の新商品は、ハンバーガー以外。夜ご飯需要を取り込めるようもう一度チャレンジしてくると予想しています。

そして、店内に無線LANを入れた弊害である、PSPやDSなどのゲームを、ドリンクのみで何時間も店内でやる人たちの客単価向上対策。
(これは先日発表された夕方以降、LLセット購入で食べ・飲み放題が該当しますね。)

マクドナルドのマーケティング戦略には今後も注目していきたいと思います。
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